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チャリギョ!

「チャリンコ」行政書士の事件簿

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チラシの箱。

2012.07.04 (Wed)


志木でのピアグループワークAさんをお誘いしてから、もう二年も経つんですね。前回参加できなかったので、今日は久し振りの参加です。

志木教会

前々回参加した時にAさんが洩らした一言。

 「こんな身体じゃどこも使ってくれないよ~」

その思いに、他の参加者からは様々な意見が。そのうちのひとつの提案にAさんは興味を示し、帰り道に地元の施設を突撃見学。鐵は熱いうちに打て!と言わんばかりに段取りをし、周辺課題もクリア。何とか一歩を踏み出せそうです。

精神的に弱い面があるAさん。同じような話をしたことはあるけど、僕との対のやり取りでは何も響かなかったのでしょう。これはもう反省するしかありません。でも、同じ境遇にある人々や別のケアマネジャーが垣根を越えて背中を押してくれるって、こんなに力があるんだと実感しました。諦めずに誘い続けて良かった。

手作りの箱

こちらはいつも参加してくれる方が、利手じゃない手だけで生み出すチラシの箱。紙を切るのに鋏は使わず、指でちぎって大きさを整えるそうです。毎回皆さんのために沢山作ってきてくれます。皆さんに振る舞う時の顔は、とても満足げです。

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人とのつながりで救われる。

2011.07.01 (Fri)


生きてます。生きてます。鈴虫たちと共に。心配かけてスマンね。

衝動買い

先日の郵便局。それはもう衝撃の出会いでした。きっと癒される。それに涼しげだ。局員さんとあーでもないこーでもないと相談しながら、結局その場で申込み。

鈴虫と娘たち

義母の一周忌法要で戻ってきてた娘たちも、鈴虫の音色に大喜び。「お父ちゃん一人で世話できるの?」と娘にキツイ一言を浴びせられましたが、大事にしてるよ。夜はうるさすぎて眠れないくらいだけどさ(笑)。

先週、志木で行われたピアグループワーク。僕は参加者の皆さんに救われた。怒り、戸惑い、失望。ここのところ僕の頭の中を占拠していた出来事を、ただただ皆さんが頷いて聞いてくれた。人は傷つき傷つけ合い、そしてまた人に救われるんだ。皆さんとつながっていられることに心から感謝しています。

ピアグループワークの約束事は3つ。

 ①自分のことを語りましょう。他人のことではなく。
 ②同じ立場で共感しましょう。教えたり裁くことなく。
 ③プライバシーを守りましょう。外で語ることなく。

次回は7/27(水)の午前中、志木市内のとある場所で開催します。興味のある方は、福本さんか僕までご連絡ください。

志木の会のきっかけも、ケアマネジメントをみんなで考える会での出会いからです。様々なことにチャレンジしてこれたのも、この会のつながりがあってこそだ。先日の語り尽くしの集いも、様々な方面からご参集くださいました。

語り尽くしの会

テーマが広く多様な立場からということもあって、語り尽くすにはとてもとても時間が足りませんでした。不完全燃焼の方はごめんなさい。あの日だけでは語り尽くせなかったけど、これからだって対話を重ねられるんだから、次に出来ることにつなげていけるといい。本当にありがとうございました。

考えれば考えるほど、根本の問題に行き着くよな。そこに目を瞑ったまま、月日は流れて誰も指摘しなくなる。誰も何も考えなくなる。嘘と無関心の積み重ねが、今の原発問題然り、介護保険問題然りですな。考えるのはボスにお任せじゃいかんだろう?目の前の現実は、僕らや子どもたち、国や地域の将来につながっているんですから。矢印の方向を大逆転させないとなぁ。そんなことを再確認できた、良い会でした。

ケアマネジメントオンラインのレポは以下のリンクからどうぞ。

 制度内のケアマネジメントに限界感じる - シンポ傍聴レポ1
 要介護認定は廃止して欲しい - シンポ傍聴レポ2 


いよいよ。

2011.06.17 (Fri)


明日はいよいよ語り尽くしの会。去年の会と比べても、今回は大分コンパクトな規模になりそうです。まだまだ会場には余裕ありますから、飛び入りでもokですよ~。

語り尽くし人としてご登場くださる飯塚さんと塚本さん。お二方がweb上で意見交換を行っています。

最新福祉脳!?夢想転生

時速30㎞の福祉


時速30㎞の対話(飯塚裕久さんと)

なかなか読みごたえがある内容です。当日お越しになれない方であっても、どうぞこの息吹を感じて頂ければと思います。そして今回の語り尽くし人には、利用者とその家族の立場からもご登場いただく予定です。僕らのキーワードは「共に歩む」。提供する側と利用する側という垣根を越えて、共に語り合いましょう。

ケアマネジャーとして独立して8年になるのか。度重なる制度改正。その度に情報を集め資料をひっくり返し、仲間と議論し共に声を挙げてきた。でもこの間に積み重なったのは、幸せな暮らしではなく様々な矛盾や問題点。ケアマネジメントはこのまま葬り去られてしまうのか。再生のために必要なことは何か。塚本流に言うならば「ルネサンス!」ってことかな。明日をお楽しみに!会場でお会いしましょう。

友情のゴール

ふふふ櫻井さん。一足先に届きました。二人のゴールの瞬間が一番気に入ったので、一番大きく引き伸ばしたYO(↑写真をクリック!)。事務所に飾ります!

こんなときだからこそ。

2011.05.13 (Fri)


緊急企画!! こんなときだからこそ、ケアマネジメントを語り尽くそう!
「介護保険ケアマネジメントの再生を目指すつどい」のご案内

さる4月5日、介護保険法の改正案が今国会に上程されました。同時並行で、6年に1度の診療報酬・介護報酬同時改定に向けた関係審議会の議論も始まっています。2012年4月から先、介護保険のケアマネジメントはどうなるのか?どうすべきなのか? 

ケアマネジメント不要論まで飛び出すような「こんなときだからこそ」、東日本大震災の影響冷めやらぬ「こんなときだからこそ」、あえて東京に集い、情報交換や意見交換を行いませんか? 介護保険ケアマネジメントの再生を目指す、勇気ある皆様のご参加をお待ちしております。

と き    2011年6月18日(土) 午前9時30分開始
ところ    女性就業支援センター(旧「女性の仕事の未来館」)
       第一セミナー室

語り尽くし人 飯塚 裕久さん(NPOもんじゅ代表、ユアハウス弥生所長)
        ご本人・ご家族の立場から(調整中)
        塚本 聡(ケアマネジメントをみんなで考える会共同代表理事)

しかく    介護保険のケアマネジメントを語り尽くしたい人はどなたでも
定 員    先着60名
参加費    1,000円(資料実費のみ)
主 催    ケアマネジメントをみんなで考える会

 お申し込み・お問い合わせ先 
 〒353-0007
 埼玉県志木市柏町3-11-13 三喜ハウス201号
 フクモト社会福祉士事務所気付
 「ケアマネジメントをみんなで考える会」(担当:福本麻紀)宛
 電話&ファックス 048-487-2319

対話を諦めない。

2011.02.17 (Thu)


毎月、最低でも一回は必ず行われる会議。富山東京埼玉に散らばる執行部メンバーを繋げているのは、いつものスカイプです。僕らはスカイプ会議室と呼んでいます。

本年6月に行われるケアマネジメント学会研究大会。多くの方々が東京に集う貴重なこの機会に、昨年同様我々ケアマネジメントをみんなで考える会でも「対話の機会」を設けるべく、議論を重ねているところです。

昨夜のスカイプ会議では、塚本さんがこんな切り口を提案。ケアマネジメントの「ケア」の部分についてまとめた「『おもい』と『ねがい』」。その「ケア」に対する「マネジメント」であるにも関わらず、「マネジメントとは何か」については十分に検討してこなかったのではないか…と言うのです。

 経営=マネジメント=PDCAサイクル

PDCAサイクルが絶対的なものではないということは前置きしますが、この点をキーコンセプトとして、現在の日本のケアマネジメントが置かれている状況を整理したらどうなるか。頭の中は???が駆け巡りましたが、要するにこういうこと。

ケアマネジメントにおけるPDCAサイクルと、会社経営や保険者の収入支出、国家における政策面でのPDCAサイクルにはズレがある。ケアマネジメントにおけるPDCAは、支援が必要な人が困っていることや望んでいることを見極めて計画を立て(Plan)、どうやったらその困っていることが解決できるか、望んでいる姿を実現できるかを実行し(Do)、その結果を評価して(Check)、改善を図っていく(Act)。そのサイクルはシンプルで、基本はその人にある訳です。

これに対して会社経営や政策面では、PDCAサイクルの目的が、収支と支出のバランスを維持してくこととなる。つまり、給付増が予見される時は如何に収入を減らして(給付抑制)支出を増やすか(自己負担増)という視点でPDCAサイクルが回る。それはケアマネジメントのPDCAサイクルから派生したものではなく、会社経営や収支収益という視点で見ているものでしかない。ここにケアマネジメントと政策のPDCAサイクルにズレがあるのだと説きます。要するに本人不在、現場不在ということ。

政策の枠組みの中で、僕らはそこと矛盾しないようなPDCAサイクルを押し付けられているワケです。国が考えた介護予防然り、本人不在の地域包括ケア然り。これじゃ本来のケアマネジメントが麻痺を起してしまうのは当然であって、そこをケアマネジャーの力量不足とか何とか馬鹿な学者がのたまっているのが現状じゃないでしょうか。このままじゃケアマネジャーという資格は無くならないにしても、居宅介護支援が無くなるのは間違いない。それなのに、世のケアマネジャーは随分と呑気だなぁ。こんな僕でも頭にきてますけどね。

国家の政策におけるPDCAサイクルに、ケアマネジメントのPDCAサイクルから明らかにされた課題がフィードバックされる仕組みを作れば問題が解決するかも知れない。Dの部分で沢山課題が出てくるでしょ?CとAではもっと明確になってきます。現状では全くそれが反映されていない。国家政策におけるCとAに、ケアマネジメントで明らかにされた課題を反映させていく仕組み。それぞれの立場で全く違うPDCAサイクルを、大きな枠組みの中で統合させていく。そんな図式が具体化していくといい。

そのためにまず大事なのは、我々の会が繰り返し訴えている「対話」です。「対話」を諦めないことです。反対を言っているだけでは何も変わらない。お互いの主張が自分たちだけのものなら、結局は力比べで終わってしまうのです。様々な立場の人が集い、本当の意味での「対話の機会」にしたい。まだまだ他の切り口や分かり易い方法があるだろうから、6月へ向けて準備を進め議論を深めていきたいと思います。

北海道のmasaさんにご登壇をお願いできると物凄く嬉しいのですけど、僕らの会は弱小だからなぁ。準備できるのは雀の涙ほどで交通費までは…(涙)。ヅカちゃん、あなたのケアマネジメント論とも事業種別を超えて語り合いたい。6月の僕らの会に力を貸してくれないだろうか。詳しくはまた会った時にでも。

最後に、対話についての塚本さんの記事を引用します。

(以下、引用)

時速30kmの福祉(第98回)

 マルティン・ブーバーという哲学者がいます。当方の、マルティン・ブーバーとの出会い(もっとも、マルティン・ブーバーは故人なので、間接的な出会い、ということになりますが)は、「ケアマネジメントをみんなで考える会」の富山のつどいで起きました。そこに参加された介護サービスの利用者の方から、「あなたは、マルティン・ブーバーを知っているか?」と尋ねられ、知らないと答えたところ、「では、いまから学んだらよい。きっとあなたのためになる」と・・・。

 それから、大学図書館で関連書籍を借りて読むようになりました。そして、調べれば調べるほど、これはとても重要なことを語っている人だということが分かってきました。

 ケアマネジャーをはじめ、医療や介護に従事している人は、ともすると、医療や介護のサービスを利用している人々と「対話」しているつもりが、自分の価値観を知らず知らずのうちに相手に押しつけ、自分が期待する方向に話しを誘導してしまっていることがあります。ブーバーによれば、このような行為は、相手を道具化しているだけで、その人の内部で自己完結する閉じられた行為にすぎず、本当の「対話」とは言えないとされます。

 本当の「対話」とは、全人格をかけた出会い。実存的な意味における成長の場。利害や打算で交渉するような駆け引きは本当の「対話」ではないし、力で抑えつけるような行いも「対話」ではない。本当の「利用者中心のケア(パーソンセンタード・ケア)」の実現のためには、本当の「対話」が不可欠である。ブーバーは、そのことを明確に示しているように思います。

 また、ブーバーの言う「対話」は、紙の上に書かれる「文字」や、口から発せられる音声といった意味での「言語」を、必ずしも用いない(用いなくても可能である)とされます。これも、とても重要なことだと思います。失語症や認知症などで上の意味での「言語」を失いつつある人との間にも、人間としての本当の「対話」は成立するということなのですから・・・。

 「対話をあきらめるな」

 これが、ブーバーを読むよう勧めてくださった方が、ブーバーを介して当方に伝えたかったことなのだと確信しました。


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ひとこと

田原 亮

Author:田原 亮


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タイトルはただのパクリです(笑)。
楽しみながら更新したいと思います。

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