チャリギョ!

「チャリンコ」行政書士の事件簿

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ケアマネジャーから考える囲い込みの問題。

2009.07.30 (Thu)


ケアマネジャーには、公正・中立性が求められています。しかし、これはケアマネジャー個人の倫理に委ねられているのが現状であって、制度として公正・中立性を担保する仕組みにはなっていません。特に問題なのは、ケアマネジャーが所属する法人に併設されている他の介護保険サービスを、自ら作成したケアプランへ積極的に組み入れていくという囲い込みです。

ケアマネジャーが所属する法人の多くは、ヘルパーやデイサービス等の介護保険サービスを併設しています。ケアマネジャーが作成するケアプランに自社サービスをどんどん組み入れれば、全体としての売上は必ず上がるのです。ケアマネジャーに対する基本報酬は低く設定されていますから、経営側から言わせれば「どんどんウチのサービスを使わせなさい」となり、ケアマネジャーに圧力がかかるようになります。

この圧力というのは、ノルマ達成というようなアカラサマなものから、他の手段を使った無言のものまで実に様々。ケアマネジャー自身が「売上に貢献しなきゃ!」なんて勝手に使命感を感じちゃっているのは論外ですけど、求められる倫理と圧力の狭間で悩み苦しんでいるケアマネジャーは本当に多いのです。

現行制度上この圧力から逃れるのは、「独立」という事業スタイルを選択することかも知れません。市場競争原理を制度上導入した以上、このような圧力は避けられませんから、真に公正・中立な支援を実践できる立場を得るには、思い切って独立するのが現実的でしょう。

でも、残念なのは、それだけでは制度としての問題は何も解決しないということです。独立型ケアマネジャーがなぜ増加傾向にあるのか。それは制度上の根本的な問題が何も解決していないという裏返しだと言えるのではないでしょうか。辛い思いをしているケアマネジャーの皆さん、それは決してあなたが悪いわけではなく、所属法人の問題と言い切れるものでもなく、元を辿れば必ず行き着く制度上の欠陥なのです。

本来求められるケアマネジメントを行うために必要なのは、独立型のケアマネジャーが増えることではありません。たとえ所属法人に併設サービスがあったとしても、利用者中心を実現できる土台を保障すること、つまり、ケアマネジメント自体を独立させることなのです。しかし、現在の介護保険制度はそのことを保障していない。その結果、多くの優秀な人材が追い込まれ職場を離れていくのであれば、市民にとってこんなに不幸なことはありません。

併設型や独立型という事業スタイルなんて関係なく、利用者中心のケアマネジメントが制度として保障されるよう根本から変えていく。第三者機関主義が実現すれば、ケアマネジャーは経営側からの圧力なんて気にすることなく、自ら信じる道を堂々と歩んでいくことが出来るでしょう。ケアマネジャーから考える囲い込みの問題。それは我々が求められる公正・中立性を、制度としていかに保障していくかという問題でもあると言えます。

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蝉時雨のトンネル。

2009.07.27 (Mon)


今年はホント忙しくって、仕事以外でロードバイクに乗ったのは4月に船橋→銚子間往復にチャレンジした時のみ。あの時の走行距離は…確か213km。早朝から夕方まで走りっぱなしでした。右上の写真はその時に撮って貰ったものです。

昨日の日曜日。朝目が覚めると何ともいい天気。仕事が片付いている訳じゃないけど、昨日のウチに今月を乗り切る目処はつけておいたので、急遽ツーリングへ出掛けることを決めました。街乗り仕様のロードバイクを、ペダル変えたり何だりでツーリング仕様へ変身させ、いざ荒川サイクリングロードへ。

昨日は気分的に北上コースをチョイス。秋ヶ瀬公園を抜けて治水橋をくぐり、上尾・桶川あたりを駆け抜け、そのまま一気に吉見町のさくら堤公園までノンストップ走破。とまぁカッコイイこと書きますが、丁度いい感じの速度で走っているチームがあったので、ちゃっかり引いて貰いました。

さくら堤公園

ここは桜で有名な公園で、堤の両方には桜並木が続いています。本当なら桜のシーズンに来てみたいのですが、それはいずれのお楽しみ。今の時期は、蝉時雨が楽しめますよ。まるで、蝉時雨のトンネルをくぐるような感じで、それはもう何とも言えない爽快な気分です。

蝉時雨の中、おにぎりを頬張りながら休憩。ここまでの走行時間は1時間20分くらいだったでしょうか。拙宅からの距離は確か37kmだったと思います。腹ごしらえが済んだら今度はホンダエアポートへ。

ホンダエアポート

丁度スカイダイビングを楽しんでいる人達が、空から降りてきたトコでした。写真の奥には飛行船と飛行機が見えるでしょう?あの飛行機でスカイダイビングするらしいですよ。高所恐怖症の僕には一生縁はないと思いますが。

榎本牧場

最後に定番の榎本牧場。こちらではオリジナルのジェラートが楽しめます。

抹茶&ミルク

ジェラートには沢山種類がありますけど、僕はいつも抹茶とミルクのダブルコーン。抹茶はただ好きなだけですが、ミルクはこれまた格別ですよ。妻子を連れて一度車で来たことはありますが、やっぱ自分の脚で自転車漕いで来た時の味は比べ物になりません。

ということで、久々の息抜きになったツーリングのご紹介でした。他にも沢山写真撮ったのですが、それより是非一緒にツーリングに出掛けましょう。僕も初心者ですから初めての方でも大丈夫です。

そこのアナタ!きっとハマりますから、騙されたと思って。

遺言の一部変更。

2009.07.24 (Fri)


先日、数年前に作成した遺言の一部を変更したいというご相談をお受けしました。私たちの生活では様々な出来事が起こりますから、例えば財産に変動があったり、人間関係に変化があったりなど、遺言を作成した時と状況が変わってしまうということはよくあります。誕生日には毎年必ず新たな遺言書を作成するという方もおられるので、一度作成した遺言を変更したいという希望は以外に多いのです。

我が民法には、遺言の一部を変更するというような規定はありません。一方で、遺言の撤回については民法上明確に定められています。

民法1022条【遺言の撤回】
遺言者は、いつでも、遺言の方式に従って、その遺言の全部又は一部を撤回することができる。


ということは、遺言の一部を変更するには、遺言の撤回と合わせて新たな遺言を作成する流れになりますね。遺言の方式とは、民法で定められた方式のことで、一般的なものは当事務所webサイトにある遺言書のページでも紹介しています。法定の方式であれば種類は問いませんので、例えば、公正証書遺言を自筆証書遺言で撤回し、新たな遺言を作成することも可能です。ただ、自筆証書遺言は、撤回が真意だったかどうかなど、その効力自体が争いの火種を産むこともあるので、公正証書遺言という手段を選択される方が確実です。

争いを防ぐポイントとしては、撤回する部分を明確にすることでしょうか。前後の遺言内容が抵触するような撤回擬制が問題となったりすることがありますので、どうせやるなら明確に撤回しておいた方が間違いないですよね。公正証書遺言であれば、法律の専門家である公証人からもアドバイスを受けることができますのでお勧めです。

面白いのは、遺言の撤回行為の撤回という論点。簡単に言うと、遺言を撤回した行為が撤回された場合に、原遺言の効力は復活するか否かという問題です。この場合、民法は1025条で非復活主義を明記しているので、原則として原遺言の効力は復活しないということのようです。でもまぁ例外規定はあるし、遺言者の意思が明らかな場合は原遺言の復活を認めた判例もあるそうですから、やっぱケースバイケースですね。撤回を撤回するなら撤回なんて最初からするなよ!というややこしいツッコミは勘弁してください(笑)。

ちなみに余談ですが、撤回と取消しは違います。遺言は撤回しても最初から原遺言が存在しなかったということになる訳ではなく、あくまで撤回の効果は将来に向かってのみ発生します。一方、取消しの場合は、最初から無かったことになります。成年後見人が成年被後見人の法律行為を取消す場合などは、最初から無かったことにしますってことですね。

ちょっと前に、元総務大臣が某タレントの公然わいせつ?で逮捕された際の発言を後から「取消します」と言っていました。その後マスコミは「大臣、発言撤回」などと報道していましたが、あれは元総務大臣の方が真意を反映しているのでしょうね。一方で、内閣総理大臣が国会答弁の中で、子供を産んで男の義務を果たしたとか何とか言って、後から「先程の発言は撤回します」と発言してました。こちらは撤回しただけで良かったのでしょうか…。

国民の代表なのですから、きちんと言葉を使い分けて欲しいものです。

真夜中の来訪者。

2009.07.22 (Wed)


毎月、都内某所で行われる東京都地域密着型サービス事業者連絡協議会運営委員会。終了後には、気が向いた仲間だけで軽く一杯ということが多いのですが…。

軽く一杯

斉木さんの生き様は充分伝わりました(笑)。せっかくウチまで来たのだから泊まってきゃいいのに、大丈夫でした?

受験生時代。

2009.07.19 (Sun)


昨日は行政書士試験酒井道場第2回スクーリングに参加しました。

行政書士試験酒井道場

試験に合格してからというもの、是非一度お会いしてお礼を申し上げたいと思っていたのですが、酒井先生も今年は私塾を開講されるなどチョー多忙で実現せず…。でも昨日久し振りにお会いできて、やっと念願が叶いました。

僕が行政書士試験にチャレンジしたのは2回。1年目は仕事の多忙期と重なり、とにかく試験勉強が辛かったという思い出しかありません。1年目は講義DVDが届くスタイルで、妻も子も寝静まってから一人黙々と視聴するということもあって、心身共に辛かった。試験後は条文アレルギーにもなり、法律の勉強に強い苦手意識が残りました。しかし、自分がイメージした事業スタイルを実現するには、やっぱり資格取得は必須です。ですから、2年目は1年目と違った方法を沢山取り入れました。

通信から通学へと受講スタイルを変更したこともそのひとつです。同じ講師の話を生で聞いてもあまり意味はないと思ったので、違う予備校にしようとだけ決め、数多ある予備校のweb講義を試聴しまくっていました。そんな時に知ったのが酒井祐司先生です。必ず全員合格させます!と断言していたのは酒井先生だけでしたから、迷うことなく決めました。

僕が酒井先生と出会って本当に良かったと思っているのは、法律の勉強は楽しいのだと気付かせてくれたこと。法律実務家の先生でもありますので、「そういえばこんなことがありましてね」という例え話が物凄く分かり易いのです。しかも、酒井先生の法律大好きオーラが随所に盛り込まれているものですから、いつのまにかこちらまで感化され、1年目とは真逆に講義が楽しくて仕方ありませんでした。絶対に自分の思いを実現させようと改めて決意したことを思い出します。

昨日のスクーリングでは、久し振りに酒井先生の講義を最初から最後まで拝聴しました。いつもの分かり易い講義には懐かしさを感じると共に、受験生時代のあの何とも言えない感覚が甦ってきました。2年目は1年目と比べものにならないくらいプレッシャーがあったので、精神的にはカナリ追い詰められていましたね。でも、その受験生時代を乗り越えた今だから言えることは、良い講師と出会うことと、良い講師を最大限活用すること、このふたつは車輪の両輪だということでしょうか。

言わずもがな、先生が代わりに試験を受けてくれる訳ではありません。いくら良い講師とめぐり合っても、自分自身の行動が伴わなければ効果は半減します。僕は酒井先生を信じ切っていましたので、余計なものには手を出さず、言われたことは必ず実行し、講義の後には質問攻めという受験生でした。講師からの一方通行で終わるのではなく、目の前の講師を最大限活用して、自分自身の糧にしていくことが大切だと思います。最後の最後は自分自身との戦いですから。

元々法学部出身…という方であれば基礎が出来ているでしょうから、行政書士試験を難関とまでは言わないかも知れません。しかし、今や司法試験並みの問題まで出ますし、100人中90人以上が落ちる試験ですから、僕のような法律初学者にとってはやっぱ難関です。でも、準備さえ間違わなければ、必ず合格できます。酒井道場を受講されている皆さまは最高の講義を受講できるのですから、自分自身との戦いを勝ち抜くことが出来るよう酒井先生を存分に活用して(笑)、必ずや目標を達成されることを祈っています。

酒井先生、そして受講生の皆さま、本当にありがとうございました。

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ひとこと

田原 亮

Author:田原 亮


ゆい生活法務事務所 公式ブログ
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タイトルはただのパクリです(笑)。
楽しみながら更新したいと思います。

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