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チャリギョ!

「チャリンコ」行政書士の事件簿

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大晦日の別れ。

2011.12.31 (Sat)


今朝は娘との年末囲碁対局。娘の最高の笑顔で終わった後、事務所へ向かおうと腰を上げたその時でした。

「応答がないので家主に頼んで鍵を空けたら、Aさん倒れていて意識がないんです」

凍りつくような電話の内容は、Aさんを発見したヘルパーからでした。救急車を呼んで、近所の方も蘇生してくれているとのことで、僕も必要になりそうなものを持って事務所を飛び出します。

到着したものの、Aさんは既に死後硬直が始まっている状況。救急隊も警察を待つしかなく、僕は遠方の親族へ現状を伝え、こちらに向かうよう依頼。その後は近所に住む家主への報告、警察からの事情聴取、急ぎ駆け付けてくれた親族への状況説明、今後の段取りや葬儀社の手配などに追われました。

医師と検視官の所見によると、脳ではなく急性心疾患が原因とのことでした。葬儀社まで遺体を搬送し、年明けの葬儀の段取りについて協議。葬儀の詳細は親族へ任せ、僕は死体検案書を取りに病院へ赴き、市役所の夜間窓口へ死亡届を提出してから警察署へ報告。火葬許可証を葬儀社へ届けて、今日出来ることは一段落です。

夜間窓口

大分バタバタした一日だったけど、一人での移動や役所の待ち時間、Aさんとの日々が走馬灯のように頭を駆け巡ります。ここを離れるのは嫌、死ぬまで自分の家にいたい。Aさんの希望は誰もが知っていました。

今年最後の月曜日には、いつも通りAさんと共に家賃の支払いへ行き、水曜日には利用先のデイサービスで年末のあいさつ。デイサービスが休みの間はヘルパーが毎日サポートする予定でしたが、昨日の夕方にヘルパーがAさんの元気な姿を見たのが最後となってしまいました。

何か予兆がなかったか、この寒さが原因なのか、だとしたら至らない点が無かっただろうか。いろいろと頭を過ぎります。でも、家主や親族の方々、最前線で支えてくれたヘルパーやケアマネジャー、デイサービスの皆さんとの会話を通じて、最期までAさんはAさんらしく生き抜いた、そう思えるようになりました。

年明けには亡き後のことが山積だけど、落ち着いたら皆で振り返りの機会を持ちましょう。Aさんとの出会いが、どれだけ多くの学びと気付きを与えてくれたことか。それはきっと僕だけでなく、沢山の人たちが感じて、次に繋げていくはずです。その生き様は、僕らの心の中に在り続けます。Aさんと出会えて本当によかった。

心から、ご冥福をお祈りします。

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ひとこと

田原 亮

Author:田原 亮


ゆい生活法務事務所 公式ブログ
「チャリギョ!」へようこそ。
タイトルはただのパクリです(笑)。
楽しみながら更新したいと思います。

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